Xilinx Virtex-5のリソース使用率の関係
Virtex-5の論理合成時のリソース利用率の値同士の関係が不明なのです
Xilinx Virtex-5をターゲットにISE11.1でSynthesizeをすると,"Device Utilization Summary"で
- Number of Slice Register
- Number of Slice LUTs
- Number of fully used LUT-FF pairs
などの項目の使用数(Used),最大数(Available),使用率(Utilization)が表示される.
ここで,1.と2.は,全レジスタ/LUTに対しての使用率だというのはわかる.
例えば,Virtex-5 LX30の場合だと,総スライス数は4800で各スライスに4個のLUTがあるので,総LUTの数は19200である.レジスタも同様(のはず).これはAvailableの値と一致するので間違いないだろう.だから,1.と2.のUtilizationの値は,19200に対して何%レジスタ/LUTを使用しているかを示していることになる.
じゃあ,3. Number of fully used LUT-FF pairs は何なのだろうか?
まず,Availableの値が1.と2.とは全く異なる.しかもデータシートにも記載がない.どうやらデフォルトでは,3.のUtilizationが100%を超えると,論理合成のモードが速度優先から面積優先に切り替わるらしい.
つまりは,スライスを含む全体のリソース利用率のようなものなのだろうが,1.と2.との関連がはっきりわからない.
要調査!