ISCA2011 気になる論文 その1 : Dark Silicon and the End of Multicore Scaling
まだ,はじめの数ページしか読んでいないけれども.
ITRS(プロセス進歩の予想)を元に,マルチコアのスケール限界を予想した論文.
2024年,8nmの段階では,電力制約によりチップの50%のPower-offされた状態で駆動されるようになり,マルチコア化による性能向上はせいぜい7.9倍にしかならない,と報告している.
Overview
プロセッサ全体の性能は
- Device Scaling Model
- Core Scaling Model
- Multicore Scaling Model
の3つのモデルで定義される.
Device Scaling Model
今後のプロセス進歩から算出される次の3つ
- 面積
- 周波数
- 電力
Core Scalaing Model
- power/performance
- area/performance
のパレット最適なライン.従来研究のようなポラックの法則からコアの性能を見積もるのではなく,実際のプロセッサの電力性能比や面積性能比を元に見積もっている.
Multicore Scaling Model
モダンなマルチコアに見られるようなコアやGPUライクなコアなど,それらの組み合わせそれぞれのアプリケーション性能